コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

Notesクライアントでブログする7つの理由 〜後編〜

前回の続きです。


セキュリティ
セキュリティというと、認証/シングルサインオン/きめの細かいアクセス制御/通信経路の暗号化/コンテンツ自体の暗号化/記事やコメントへのデジタル署名、などなど、いろいろな要件が出てきます。Notes/Dominoでは、すでにそういった機能が用意されているので、ブログDBではそれらを使用するだけで高いセキュリティを保った状態で運用できます。ブログといえど、社内ブログという環境では、他の部には見せたくない、管理職内だけで公開したい、といった要件が出てくるので、セキュリティ機能は必須です。


冗長構成
社内ブログが浸透し、メールサーバーがそうなったように、ミッションクリティカルシステムとして位置づけられるようになると、高い耐障害性を求められるようになります。Notes/Dominoであれば、Dominoクラスタリングでお手軽に高度なクラスタ環境を構築できます。


H/Wリソース
社内ブログを導入するぞという時に、パイロット運用で最初は小さく始めて、だんだん範囲を広げていくというようなアプローチを取ると思います。この時、初期H/W投資やユーザーが増えていった時のサーバー増強などが必要となってきますが、単なる1つのノーツアプリDBとして実装するのであれば、既存のDominoサーバー上にそれを乗せるだけでいいですね。始めるのもハードルが低いし、現行のDominoサーバーの状態次第ですがサーバー増強も必要最小限で収められるでしょう。



以上、良い点のみを書き連ねてきましたが、通常のブログシステムと比較してだめな部分もやっぱりあります。次回は、その点を洗い出していこうと思います。