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コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

ブログポータルを改善する

以前、「ブログポータルの功罪」で、結局ディスカッションDBになってしまったことを書きました。なんとかせねばと焦りますが、ここはひとつ、なぜインターネットのブログが、”記事が登録されやすい”という点で成功しているのか、考えてみました。私自身、ブログの経験がものすごく浅いので、ネットや書籍からの情報を頼りながら、ブログが活性化する過程は以下のようなステップになるのが典型なのかなと考えました。


Step1 ブログ開設

まずはブログを開設します。はじめに登録する記事は、”テスト”でしょうか。ブログの使い方を知るために、文字を太字にしたり色をつけたり、URLリンクを張ってみたり、写真を登録してみたりするでしょう。でもこれは単なるテストです。テスト記事とはいえ、インターネットに公開されているものですから、アクセスされて読まれる可能性はあります。しかし、現実的には何億もあるサイトの中から選ばれてアクセスされることはまずないので、安心してテスト文書を登録します。


Step2 少しずつ記事を登録

まずは身近にあった出来事などを登録するでしょう。まだブログを書きなれていない為、文章作成も探り探りです。それでも少しずつ文書を書いていくうちに、ブログっぽくなる自分のサイトに満足感を覚えてくるかもしれません。表現する楽しさを感じる人もいるでしょう。書くネタを探しているうちに、情報に敏感になったりして、活性化されてくる自分を発見するかもしれません。一方、時間がなくて書けなかったり、めんどくさくなったり、ブログすることに意味を感じられない人もいるわけで、そういう人達はブログをここでやめてしまいます。


Step3 知り合いにお知らせ

記事は書いた以上、やっぱり人に読んでもらいたくなり、友達などにリンクを知らせたりして、ブログの存在を少しずつ知らせるようになります。MixiなどのSNSに参加して、そこで外部ブログとして設定し、暗黙的にその存在が知られるようになるかもしれません。そうすると、だんだんコメントやトラックバックもつくようになり、反応があることがうれしくなり、ブログを書くモチベーションがどんどん高くなっていきます。


Step4 アクセス数増加

トラックバックや知り合いのサイトとの相互リンクにより、SEO効果で検索エンジンでも引っかかるようになり、アクセス数が上がってきます。この頃には、記事を書くコツもわかってきて、スピードも上がってきます。一方、トラックバックスパムやネガティブコメントも現れはじめ、それらに負けるとブログをやめてしまう人もでてきます。


Step5 義務感・責任感の目覚め

読者が沢山付き、「読んでくれる人々がいる。だから書き続けなければ。」と思うようになります。そういった義務感・責任感をプレッシャーとして受け取ってしまい、燃え尽きてしまう人も出てくるかもしれません。いわゆるブログ燃え尽き症候群というやつです。しかし大体の人はここまで来ると、日々ネタを探し、記事をどんどん継続してアップしつづけるようになります。同じ分野に興味を持つブロガーとのつながりも出てきて、人とつながる楽しさを感じ、モチベーションはずっとキープされることになります。



こう見ると、ユーザーの習熟度の向上に合わせるかのように周りの環境が変わっていき、それがユーザーのモチベーションをさらに向上させるように思えます。ブログというのはよく出来た仕組みですね。


さて、これを今の社内ブログシステムに当てはめてみると、ブログポータルを用意したことによって、いきなりみんながStep4に行ってしまったのではないかと気づきました。私が、”ブログは個人用の場なので、記事が登録されやすい”と考えていたのは、実はStep1〜Step2の時期にしか当てはまらないのでしょう。これをブログポータルが完全にパスさせてしまったのです。Step4では、登録する記事はみんなが見るのが分かっているからハードルが高くなるし、他の人が書いた記事にネガティブコメントや乱暴なコメントが付いているのを見ると、自分の記事にもそういうコメントがつくのではないかと思って、記事作成を躊躇してしまう人もいるでしょう。


今のシステムを改善するヒントは、このStepにあるように感じます。社内ブログにおいても、Step1から体験させる仕組みが必要なのかなと。人によってはいきなりStep4でも耐えられるでしょう。ユーザーの参加意識にあわせた仕組み。これを考えてみようと思います。