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コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

構築力

メールは基幹システムだと言う。確かに最近はどの企業もメールを使っているし、使えなくなるのは困る。しかし、重要度からすれば、勘定系システムや対顧システムには及ばない。これらのシステムは、10分停止すると損失何千万何億の世界であり、対お客様の信用問題に関わるものである。そんな勘定系システムの一翼を担い、かつ、対顧であるシステムが、Notes/Dominoで構築されているケースが世の中には存在、する。


このようなNotes/Dominoシステムはどのように構築されているかというと、一般的なNotes/Dominoの開発手法とは趣が異なる。Notes/Dominoは、@関数やシンプルアクションなどによりRAD環境を提供するが、そういうものは使わず、なるべくLotusScriptで開発する。それは、制御できる部分は全て制御し、出来るところは全てエラーハンドリングを行う為だ。開発生産性よりもコードの信頼性を取るのである。なるべく@関数を使用し、LotusScriptは使用しないで開発生産性を上げるというNotes/Dominoのよくある開発スタイルとは真逆である。


Notes/Dominoを良く知る人がこのシステムを見ると、「ノーツの良さが生かされていない。適材適所がなっていない」などと言うかも知れない。しかし、これをJavaで作り変える試算をしたところ、Notes/Dominoよりも開発コストが大幅にアップするという結果になったらしい。@関数やシンプルアクションのほかに、Notes/Dominoは開発生産性を上げる仕組みをミドルウェアとして提供しているからだ。


単純なステレオタイプな判断をせず、SEやITアーキテクトが正しく考え、適切に構築・運用すれば、十分Notes/Dominoのメリットを受けられるという事である。結局、最後は人なのだなぁと思うのである。