コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

Lotus Notes 8.0.1へ

遅まきながら会社の自分のPCを8.0.1にバージョンアップした。もちろん Standard Configurationだ。上書きインストールは特に問題なく完了。Eclipseベースなだけに、今までよりも時間がかかった。起動にも時間がかかるよと言われていたが、僕のPC(ThinkPad X61, Mem=2GB)では、1分くらいで上がってくる。再立ち上げならば15秒くらいだ。このくらいであれば僕としては全然許容範囲。一番の懸念事項であったmnotesとの連携も今のところ問題なし。mnotesは、C APIで作られていると思われるが、ちゃんとそういうアプリへの互換性もあるというところか。なにしろ、設計思想の1つが互換性だからな。これは今に始まったことではなく、既存資産の継承はIBMの文化だからね。今日のところまでで使ってみたところ、2つ程バグっぽいものにあたったが、さらっと回避。以下、気づいた点をメモしておこう。

  • オープンボタンがいい!何がいいって、データベース(今や"アプリケーション"、か)の名前でワークスペース上のDBを検索できるのだ。僕はずっとブックマークを使っていたから検索は出来ていたんだけど、ブックマークは新しくDBをオープンしたら、ブラウザと同じで手動でブックマークしなければならなかった。今度は、ブックマークしなくても、DBアイコンが探せる。DBアイコン探しにはみんな苦労しているからなぁ。
  • メール送受信ボタンがいい!レプリケータページに行かなくても、メールのローカルレプリカを起動できる。これで2クリック分操作軽減だ。
  • フォルダの削除で、いちいちフォルダの階層表示がCollapseしなくなっている。フォルダ魔の僕は、フォルダの作成削除をよくやるので、これでストレス軽減♪。
  • カレンダーのスケジュール表示がOutlook、Google Calendar、Palm Desktopのようにバー表示になった!でも、やっとここまできたか、という思いだ。その他にも、横にプレビュー表示ができたり、不在通知が即時で返ってきたり、Outlook+Exchangeで出来ていることがNotesでもいくつか出来るようになっている。
  • Ctrl+Shift+L で使用可能なショートカットキーを表示できる。僕がクライアントに要求するのは、大量の文書をさくさく読めて、リッチテキストをストレスなく書き綴れることだが、それにはショートカットキーが欠かせない。ショートカットキー自体は増えているように見えないので、もっと充実させて欲しかったな。
  • 開いているタブのサムネイル表示ができる。イメージとしては、机の上に広がっている紙を俯瞰して見て探している感じだ。いくつも文書やDBを開いていると、見つけるのに一手間かかってしまうが、これで少しは軽減されるだろう。欲を言えば、VistaでWindowを立体的にくるくる回して探せるようなインターフェースになっていたらなぁ。


まだ使い始めたばかりなので、Pros&Consがまだ見切れていないが、仕事の生産性は上がりそうな感じ。まだ試していないが、期待している機能は、Live Textやコンポジットアプリケーションだ。2つとも、アイデア、使い方次第で、生産性を上げられるだろう。ちょっと遊んでみるか。