コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

メールのごみ箱フォルダをすばやく空にする方法

メールDBから文書の削除操作をすると、それは一旦ごみ箱フォルダに入り、あとから復元できるようになっています。実際に削除してメールDBのサイズを小さくするためには、ごみ箱フォルダから"ごみ箱を空にする"アクションボタンを押して、物理的に削除します。ところが、ゴミ箱に沢山文書がたまっている場合は、この空にする操作が時間がかかるのです。なぜ時間がかかるかというと、Notesは削除したディスク上のエリアにランダムなデータを書き込んでいるからです。これは、セキュリティ上の配慮であり、何かツールを使ってディスクを解析されてもデータ漏洩にならないようにするためです。


ところが、データベースが暗号化されていたり、なにか別の方法で完全にセキュリティが保たれているのであれば、ランダムなデータを書き込む必要はなく、この動作は停止させてパフォーマンスを上げたいと思いますよね。そのために、データベースのプロパティに、"空きスペースに上書きしない"というオプションがあります。これにチェックを入れると、ごみ箱フォルダをすばやく空にできるというわけです。


このプロパティはR5の頃から存在するもので、昔のLDD Todayでも紹介されているのですが、私はNotesのプロでありながら恥ずかしくも今まで知らなく、今一緒に働いているNotesの守護神と呼ばれている人と会話していてたまたま知りました。


試してみましたが、結構違いますね。30MB程度の1つの文書の削除では、私のマシンで2秒程度早くなります。セキュリティ的に問題ない場合は、試してみて、作業効率を上げましょう!