コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

Lotus Spring Forum 2009 東京終了

約700名のお客様を迎えて始まったLotus Spring Forumは、盛況のうちに無事終わった。僕が担当したセッション「Lotus Notes/Domino 8.5 最新情報」は、満席以上で、ホテルの人に追加で椅子をかき集めてもらって聞いていただいたほどだ。伝えたかったのは、DAOSやIDボールトによるコスト削減。そして、XPagesによる新しいDomino Webアプリケーションの開発。セッションが終ってからは、展示コーナーではDAOS関連の質問が半分以上だったというから、うまく伝えられただろうか。


DAOSの質問で多かったのは、「今、DBの中にある添付ファイルはDAOSに出来ないのか」というもの。答えは、YESだ。DBプロパティでDAOSを有効にチェックして、compact -c (コピー圧縮) を行えば、添付ファイルは剥がされてDAOSレポジトリーに格納される。DBをまだDAOS有効にしていなければ、comipact -c -daos on でDAOS有効化も同時に行える。


次に多かった質問は、「DAOSレポジトリーはNSFなの?」 。答えは、NOだ。DAOSレポジトリはファイルシステム上のディレクトリであり、その下に、添付ファイル1つにつき1つの暗号化されたファイル(*.nlo)が出来る。拡張子"nlo"は、”Notes Large Object”の略。DAOSが共有メールと違う点の1つが、これだ。共有メールでは、1つのNSFにまとめて入れられているので、差分バックアップが難しかったり、SPOF(Single Point Of Failure)になったりしたが、DAOSではこの点がクリアされている。


DAOSは、かなり注目が集まってる。FAQやベストプラクティスを早期に提供しなくてはならないな。


セッションが終わってからは、ノーツコンソーシアムの懇談会だ。今年は、ノーツコンソーシアム15周年ということで、IBM Lotusブランドから誕生ケーキのプレゼント。ノーツのマークがあしらえられている。Lotusらしく一番上の層には黄色の柑橘系のソースが塗ってあり、なかなか美味しかった。



さて、明日はLotus Spring Forum大阪版だ。今日はやっとゆっくり寝られる。大阪のお客様にも、Notes/Domino 8.5 の価値をしっかりと伝えていきたい。