IBM社内のマイクロブログ上で実際に起こったすばらしいこと
前にIBM版TwitterのLotus Connectionsのマイクロブログ機能について書いたが、今日は、そのIBM社内のマイクロブログ上で起こったことの1つを紹介してみたい。以下、時系列で該当のつぶやきを記述する。原文は全て英語なので、超意訳して日本語で掲載する。
- 社員A「ファイル共有はLotusLiveを使おうよ、みんな」
- 僕「でもコンフィデンシャル資料はLotusLiveには載せられないからなぁ」
- 社員B「僕はコンフィデンシャル資料は、Lotus Connectionsに入れてるよ」
- 社員A「LotusLiveは安全だよ。僕らが使わなくてお客様が使うか、考えてみて」
- 僕「でもIBM社員用の利用ガイドラインに書いてあるだよなぁ。だめだって。」
- 僕「みんな安全だって知っているけど。」
- 僕「このガイドラインを変えなきゃな。」
- 社員A「わかった。ガイドラインを見てみるよ」
- 管理職A「これはガイドラインがテクノロジーに追いつかなければいけないいい例だね」
- 管理職A「CIOオフィスと会話してみるよ。」
この後、管理職Aは実際にWorldWideのCIOと会話を始め、社員Aと僕に知らせるのであった。これはつい先週末に起こったことなので、ガイドラインの変更完了まではまだ行っていない。実際に変更されたかどうかも大切だが、もっと重要なのは、「上位マネージャーが平社員のつぶやきに耳を傾け、重要だと思ったことに対し、行動を起こしている」ことだと思う。ちなみにこの管理職Aだが、組織階層上、僕や社員Aからはかなり高いところにいるUS IBMの人で、年収にしたら5倍から10倍は離れているであろう(あくまで想像、いや妄想)立場にいる人だ。IBM WorldWideのガイドライン変更みたいなことは、通常のプロセスでは、僕ら平社員が問題提起をしてエスカレーションしても、なかなか伝わらないだろう。ところが今回の出来事では、社員Aが最初につぶやいたその日のうちに管理職Aがアクションを取っている。通常では有り得ないスピードだ。
ツールを導入するだけでは何も変わらないが、利用する者の意識が合わさることで、導入コスト以上の、数値上のROIでは図ることの出来ない効果が出たいい例ではないかと思う。企業内Twitterの導入効果について、最近、いろいろな意見が飛び交っているが、僕らIBMは、日々スクロールアップし続けるタイムライン上に、確実にその効果を肌で感じている。
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