コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

GooCalSyncのプロジェクトリーダー募集

OpenNTF上のGooCalSyncのProject Newsに、このプロジェクトのリーダーを降りることを発表した。理由は以下の3つ。

  1. 現在、Lotus Notes Travelerを使える環境にあり、もうGooCalSyncが必要なくなっている。
  2. どうやら日本IBMでは、業務スケジュールをGoogle上にエクスポートすることを正式に禁じている。
  3. 仕事や家庭が忙しすぎて、選択と集中が必要。

もしどなたかこの開発を引き継いでくれる人がいればご連絡いただきたい。プロジェクト上の名前を変更させていただく。


GooCalSyncは、個人的に初めてのオープンソースプロジェクトだったが、いろいろいい経験をさせてもらった。特に、世界中の人々に使ってもらえ、ニュージーランド、フランス、オーストラリア、香港、台湾、アメリカ、オランダ、などから、日々、サンクスメールや質問などをもらっていると、世界は本当にフラットなのだなぁと実感したものだ。香港の方がマニュアルを中国語に訳してくれた時は、オープンソースの力、Contribusionの文化の存在を肌で感じた。僕の英語力も、このグローバルなやりとりを通して少しは上がっていると思う。このプロジェクトでなくても、このWorld is flatな経験は是非他の人にも味わってほしい。特に若い人には、自らオープンソースを立ち上げ、世界中の人々とコラボレーションしてもらいたい。「日本を変えるんだ!」「世界に打って出る!」だなんていわない。単純に面白いし、自分の幅を広げてくれると思う。特にNotes/Dominoの開発者にとっては、OpenNTFでプロジェクトを進めて公開することができるので、敷居はかなり低いと思う。「でも英語だしなぁ」と思う方は、日本語でやればいい。僕も最初は日本語オンリーでやっていた。ちなみに、今日気づいたのだが、OpenNTFはユーザーインターフェースの言語が選択できるようになっている。しかし残念ながら日本語が選択できない。日本人の参入の敷居を少しでも下げるために、日本語追加を働きかけていこうと思う。


また何かアイデアが浮かべば、プロジェクトを立ち上げるつもりだ。この刺激は、結構、くせになる。