コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

Apple TV でコラボレーション

妻が Apple TV が欲しいと言っていたので、クリスマスプレゼントに買っていった。でも、「プレゼントに Apple TV はいや!」などと言うのでどうしようかと思っていたのだけれど、自分も使うからいいかと思って買ってしまった。8,800円で安いしね。


接続は本当に簡単。電源コードとHDMIケーブルをテレビにつなぐだけ。無線LANの設定も、難しい言葉が出てくることはなく、設定画面を進めることができる。


まずは映画を試す。簡単にレンタルできた。しかし高い。標準画質で旧作でも300円。GEOの3倍だ。これは新作をレンタルすることにバリューがあるのかもしれない。標準画質で400円だが、貸し出し中ってことはないし、貸し借りに行く手間はない。GEOの新作は300円弱なので、たまにならいいかも。なにしろ、返し忘れて延滞料金を払うはめになるリスクもない。レンタルできるタイトル数がほんのちょっとしかないが、これからに期待か。


アメリカでは、Netflixというサービスが広まっていて、TSUTAYAみたいに浸透していて、かつ、安くて品揃えも豊富らしい。Netflixみたいなサービスが日本に上陸するためには、権利関係とか、いろいろクリアしなければならないハードルがあるらしいが、グローバル化の波にのまれてそれも時間が解決してくれそう。


YouTubeがテレビだけで操作して大画面で見られるのはいい。しかし、日本語入力が出来ないので、日本語検索ができない。子供用に"アンパンマン"を検索したかったが出来なかった。結局、"anpanman"で検索できたが、いつもそうはいかないよね。
(2010/12/27追記) iPhoneのRemoteアプリを使うと出来るのでした。日本語入力さん、教えていただいてありがとうございました。


期待していなかったが、意外と良かったのがインターネットラジオ。有線引くこと無く、好きなジャンルの音楽を流せて、「おっ!」と思った曲はテレビ画面にアーティスト名と楽曲名がすでに表示されている。しかしここでもJ-POPなど、日本語コンテンツは無し。J-POP聞かないからいいけど。


そして一番感動したのはAirPlay。iTunesやiPhoneの音楽、写真をテレビで再生できる。iPhoneに表示している子供の写真がそのまま大画面の居間のテレビに表示される。それも超簡単に。それだけで単純にすごいなぁと思ってしまう。簡単に出来る、というのはそれだけで価値に成り得るのか。因みに、iPhoneで撮ったビデオがAirPlayできないんだけど、何がおかしいんだろう? それとも、これはまだ未対応ということなのかな?


Appleのサイトを見ると、Apple TV以外にも、コンテンツAirPlay対応機器があり、オーディオメーカーの名前が並んでいる。これ、オーディオ機器以外にも対応しないかな。例えばプロジェクター。iPhoneやiPadを持っているIBM社員は多く、そこにあるプレゼンや動画などを簡単に表示できたらなと思う。または、デジタルサイネージに表示させるとか。ロンドンのハイドパークのスピーカーズコーナーみたいなところに置くとか、企業内にデジタルサイネージを設置しても面白そう。


AirPlayみたいな技術の登場で、リアルの場でみんなで1つのコンテンツを見ながらあれこれ言ってコラボレーションするってのも、今後はもっとお手軽にできるようになる時代が来るんだろうなぁ。




かくして、というか、予想通り、Apple TV は僕が遊び倒すことになるのだった。これではプレゼントなんだかどうだか分からない。今更ながら、「プレゼントに Apple TV はいや!」という意味が分かった。