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コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

メールと統合された義援金受付システム

多くの会社がそうであるように、IBMも今回の震災への義援金を社員から受け付けている。ただ、そのやり方が違う。メールでお知らせが来るのだが、そのメール中に義援金申し込みボタンが付いている。クリックすると、最初に希望する口数(1口1,000円)を聞かれ、その後、順次必要な情報を入力していく形だ。



僕も10口入力したが、ものの1分程度で処理は完了した。この仕組により、社員は信頼できる機関へ安心・安全・簡単に寄付をすることができる。



ユーザーインターフェースが統合されていることにより、ユーザーの操作を数クリック前後削減することができる。別途、ユーザー認証も必要ない。数クリックといって馬鹿にしてはいけない。人間はほんの少しの手間がバリアになって行動を起こさないことがある。それが、やってもやらなくても自分が困らないことであればなおさらだ。


ノーツは昔から、「埋め込みフォーム」と言って、ノーツアプリケーションの画面そのものをメールで送る機能がある。メールと業務アプリケーションが統合されている環境を簡単に作ることが出来るのだ。これによって、ユーザーの生産性を上げてきた。今回の義援金受付メールはそれとは違うが、メールの中にアプリケーション起動のボタンが貼りつけられており、メールとアプリの統合が図られている。


Lotusphere 2011で、IBM Project Vulcanの構想がさらに具体化され、このユーザーインターフェースの統合の形が見えてきた。ノーツ以外のアプリケーションが、Activity Stream や OpenSocialガジェットといったオープンな技術でもって、統合されていく。今までノーツでしか実現できていなかった、メールとアプリケーションの密な統合が、より幅広いシステムに提供されるようになるのだ。


これからの日本は、消費電力を抑えた上で、経済活動を継続していかねばならない。働く人々の生産性を上げ、生産活動に必要なエネルギーを下げていく。これがLotusの出来る1つの貢献の形かもしれない。