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コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

ソーシャルウェアは個人の能力・意欲を活かす

Social

今日は、「実例に学ぶ!組織の働き方を変える、エンタープライズ・ソーシャルウェア」というお客様主体のセミナーに潜り込ませていただいて、ソーシャルを実践、検討されているお客様の生の声を沢山聞かせて頂いた。


その中で、NotesとConnectionsの違いについて、あるお客様がこんな感じのことをおっしゃられていた。「NotesのディスカッションDBは、管理者が立ち上げているので、監視されているようで自由な発言が妨げられる。Connectionsは個人がコミュニティを自由に簡単に立ち上げられるので、発言が活発になる」


Notesでも、IBMのように、ディスカッションDBを簡単な申請ベースで自動的に作成させる仕組を"作り込む"ことはできる。でも、標準機能ではないところが、やはり違うのだろう。


Connectionsをはじめとしたソーシャルウェアは、個人の能力や意欲を生かすことができるのが大きな特徴だ。コミュニティや情報共有の場をすぐに個人が立ち上げられるというのは、その為の機能の1つだ。それを、先のお客様は感じ取られていたのだと思う。


しかし、個人の力を活かすことを無理だと思っている、個人が勝手に活動することを良しとしない文化のお客様は、ソーシャルに対してネガティブだ。それでこれからの時代を乗り越えられるのだろうか?


最初の挨拶で、Lotus事業部長が言及したように、世の中、非定型業務の割合がどんどん大きくなってきている。戦後、高度成長を続けた時のように、同一規格の製品を大量生産して、定型業務中心で成功した時代は終わった。これからは多様化の時代、変化の時代だ。中央集権で乗りきれる時代ではない。個々の部門、個々の社員が自分で考えて動いて対応していかなければならない。それを否定していては、業界によっては淘汰されてしまうだろう。


個人の力を活かそうとしない、いつまでも中央集権の企業の状況は、僕には、中央省庁で全て決めて、地方自治体に権限を委譲せずにいる今の日本と重なって見える。多様化の時代だ。中央で全て把握して決められるはずがない。


日本のこの状況は、大阪から変わろうとしている。大阪全体の戦略を決める役割と、各地域の自治の役割を分離させ、各地域に権限を委譲する方向に行く。システムを変えるのだ。


企業も、個人にある程度自由度を与え、変化や多様性に対応していかなければならない時代だろう。それを支えるのがソーシャルウェアだ。情報共有・情報発信の仕組が今までと同じ方法でいいわけはない。システムを変えよう。


体制維新――大阪都 (文春新書)

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