コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

中古車販売ガリバーのソーシャル導入事例

サイボウズさんが「なぜ中古車売買トップのガリバーは、社内ソーシャルの活用に成功したのか?」という取材記事をアップしています。Yammerを使ったソーシャルウェア導入展開の成功事例として興味深いので、メモ代わりにポイントを書いてみます。


■ソーシャルウェア導入目的

  • 新しい試みをするので、いろいろな人を巻き込んで、アイデアを出したかった。
  • そもそも社長が以前から「2,000人の脳を動かす組織、会社にしたい」という方向性を打ち出していた。


■展開方法

  • トップダウンで指示。
  • オンラインだけでなく、社内イベントなどのリアルな仕掛けも実施
  • 実際に使ってもらううちに、便利さが認識されていった。


■効果

  • 様々な部署の人材が混在してアイデア交換できるようになった。
  • 横のつながりができた。営業所間で現場の状況をシェアできるので、本部からの指示がなくても、ダイレクトにアクションにつなげられる。
  • KnowWho効果。人材が見つけやすくなっている。


■成功要因

  • シンプルな使用方法。
  • 仕事の合間で情報をポストできる。
  • モバイル。企画は常に考えてなきゃいけない。飲んでいる時に思いついたアイデアをすぐポストできる。

Yammerみたいなつぶやきを中心としたツールは、「とりあえずやってみよう」ではすぐ使われなくなってしまう傾向があるように思います。しかし、この事例では、目的がはっきりしていて、トップダウンで実施したところに、違いがありますね。導入展開のやりかたはこれだけではありませんが、ソーシャルウェアの導入を検討されている方には、とても参考になる事例です。


※サイボウズさんがYammerの事例をあげているのも、個人的には参考になりますw