コラボレーション・エンジニアの考える日々

企業での情報共有とコミュニケーションについて、ITを中心に企業コラボレーションを考えていくブログです。

Notesアプリがソーシャル化すると、こうなる!

 YouTubeで以下のビデオが公開されています。Notesで作られた社内IT障害受付Webシステムで発行された1つのトラブルチケットが、Connections、Notes、iNotesと連携してシームレスに処理されていく様が分かります。


OpenSocial in IBM Connections, Notes and iNotes

 

デモストーリーは以下の流れになっています。

  1. プリンタの不具合に困ったフランクが、トラブル管理Webシステム(XPagesアプリ)に入力してチケットを発行します。デモ上、対応者としてサマンサをアサインします。
  2. サマンサのIBM Connections上のActivity Stream (タイムライン)には、フランクからトラブルチケットが発行されたことが確認できます。そのタイムラインエントリーのプレビュー画面で内容を確認し、そこかトラブル管理Webシステムに直接、「すぐに対応します」とコメントを入力します。
  3. サマンサは、IBM Connections上からメールを見て、同じようにトラブルチケットのメールが来ているのを見ます。メールからもトラブル管理Webシステムにコメントして、「紙は入れてありますか?」と入力します。
  4. サマンサは、Notesクライアントでメールを開き、トラブルチケットのメールが来ているのを見つけ、メールのプレビューから「電源は入っていますか?」とコメントを入れます。
  5. フランクは、トラブル管理Webシステム上でサマンサからのガイドを見て、対応結果を入力。「電源が入っていませんでした・・・」
  6. サマンサは、iNotesでメールを開き、トラブルチケットのメールからフランクの対応コメントを確認し、このトラブルチケットをクローズします。

 

プレビュー画面からシームレスに処理できるのは、OpenSocialというウィジェットの仕組みを使っているからです。IBM Notes/iNotes 9.0 Social Editionでは、このOpenSocialに対応したのが一番の売りです。OpenSocialウィジェットはオープンな仕様なので、XPagesでなくても、他社アプリケーションとの連携が可能です。SAPのワークフローの承認通知を受けて、Connections上、Notes/iNotes上で直接承認処理を行うといった感じです。

 

このデモアプリケーション、今月末のIBM Connect 2013の中のBreakout Sessionで解説されるようです。私は今年は行きませんが、行かれる方は是非見に行ってみて下さい。