Facebookの独自検索エンジン「Graph Search」の企業向けサービスを考える
GIZMODOに、”Facebook、Googleに宣戦布告! 独自検索エンジン「Graph Search」を開発” というエントリがアップされています。Facebookがソーシャルグラフを利用した新しい検索エンジンを提供するという話です。
気になる部分を以下に引用します。
でも今日発表された検索エンジンのモンスターは、友達を探す手段にとどまらず、さらにGoogle検索の代替以上のものにもなっています。自分が関心を持つすべての情報をソーシャルライフの文脈に引き寄せ、自分に近い人の間で話題になっていることを優先し、ただインターネットで人気があるだけの検索結果ははじいてくれます。
この検索機能、企業内にも入ってくる匂いがプンプンします。コンシューマライゼーションというやつでしょうか。自分のソーシャルグラフを使って、全社から検索した結果をフィルタリングしてくれて、自分に関係のある可能性の高いものを検索結果として返してくれるようになることが想像できます。
企業内で、皆がソーシャルウェア上にコンテンツを置くようになり、ソーシャルウェアにこの機能が実装されると、ちょうど、自分の同僚のPCを横断的に検索してくれるようなイメージが出てきます。効率的な検索が出来て、便利そうですよね。
IBM Connectionsはどうかというと、今は、ソーシャルグラフをレコメンデーションに応用しています。「あなたにはこのファイルが必要ですよ」と教えてくれます。言ってみれば、これはソーシャルグラフを利用した新しい情報のPUSHの形です。FacebookのGraph Searchは、ソーシャルグラフを利用した新しい情報のPULLの形と言ってもいいでしょう。
現在のIBM Connectionsの検索画面は以下のようになっています。
将来、「Graph Search」が実装されると、赤枠でくくった選択肢に、"マイネットワーク内のコンテンツを検索" だなんて項目が増えてくるのかもしれませんね。