コラボレーション・エンジニアの考える日々

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新しいMac OSで、タグがいよいよ世の中に浸透するか!?

2013年6月、AppleのイベントWWDCで、Mac OS X Marvericksが発表されました。もうレコーディング動画も公開されていますね。私はMacは持ってないのですが、毎回、へーってな感じで横目で見ています。

 

沢山の魅力的な機能拡張があるのですが、私が注目したのは「タグ」のサポートです。

 

WWDCイベント会場では、タグのサポートが発表された時、一人だけ、熱狂的に叫んでいた人がいました。私もそんな気分です。やっと、まともなタグ付け機能がPCに実装されるんだ、と。

 

ソーシャルウェアの話をお客様に日頃する時、ソーシャルタギングの話もするのですが、なかなか知っている人が少なく、その威力を毎回一から説明しています。普段使うPC環境で、まともなタグ付け機能がOSレベルで使いやすく実装されれば、こんな状況は変わるのになぁと、ずっと思っていました。

 

やっと登場です。

 

インターネットで行われているタギングが、MacのローカルやiCloudのファイルに対して付けられて、後から検索できるようになります。レコーディング動画では、24分目からタグのデモが始まります。

 

1つのファイルに、複数のタグが付けられて、複数のタグで絞り込んで検索できます。タグ付けも、ドラッグ&ドロップで付けられたり、さすがのMacの操作性。どんなファイルにもタグ付けできるようです。タグ・エバンジェリストの僕としては、これだけでMac買っちゃいそうです。

 

実は、Windowsにもタグ付けの機能があります。でも、タグ付けできるファイルの種類が限られています。これは致命的。タグ検索の方法も、知る人ぞ知る的な操作でしか行えません。タグ検索を可能にするツールも出回っていますが、タグ情報をファイルの外部で管理するので、コピーなんかしているうちにすぐに整合性がなくなります。

 

タグは、フォルダ階層での管理よりもずっと柔軟で、ずっと拡張的です。さらにそれが共有されると、いままでにない情報共有の活性化につながります。Mac OS X Marvericksが出たことで、Windows OSも追従するかもしれません。

 

Mac OS X Marvericksは、タグ付けという新しい世界へ、皆を連れて行ってくれることでしょう。

 

<関連エントリ>

情報の沈殿から共有活性化へ ~ ソーシャルタギング活用法