Steve Jobsから学んだプレゼン
僕のプレゼンの先生は、ネットの向こうにいる。
プレゼンに対する考え方のパラダイムシフトをGarr Raynoldsから受けた。
その実践例として、いくつもの動画から示唆をくれた人、それが僕にとってのSteve Jobsだ。
この記事の最後に紹介してあるGarr Raynoldsの「プレゼンテーションzen」を読んだ人は多いだろう。
ただ、この本を読んだだけで、実践に移せる人は非常に少ないと思う。
Steveのプレゼンがあってこそ、実践しようと思える。
Steveは、世の中の退屈なプレゼンの現状すらも変えたと言える。
中でも、僕はiPhone発表プレゼンのカッコ良さにやられた。鳥肌が立った。
元々、僕は映画では演説シーンが好きだ。Independence Dayで大統領が最後に放つ"Today we celebrate our Independence Day!"で終わる演説は脳裏に焼き付いている。
そういう映画のようなプレゼンがビジネスシーンで出来るのだということをSteveは見せてくれた。
Steveは、本気度が違う。
製品企画段階から、自分が製品発表プレゼンをしているところをイメージしている。
そして、2日間のリハーサル。
僕もLotusのイベントでは大勢の人の前でしゃべるが、その前には、何回も練習する。
他のプレゼンターが直前に作った資料でパッとしゃべるのを見て、何回も練習しなければいけない自分は劣っているんじゃないかと思うこともあった。
でも、Steveの姿勢を知ってからは、それでいいと思えるようになった。
Garr Raynoldsは、"Be Pirates"と言い、Steve Jobsは、"Stay Foolish"と言った。
この言葉が、僕のプレゼンを今までのものとは全く違うところへと、最後に背中を押してくれた。
ありがとう、Steve。
ご冥福をお祈りします。
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